よくテレビなどのニュースで「帰宅困難者が数万人」という風に報道されていますが、誰もがそうなる可能性があるので注意しなければいけません。
帰宅困難者って誰のこと?
自宅までの帰り道が封鎖されていたり、歩いて帰るのが困難の人を言います。
日本政府は一般的に20km以上だと歩いて帰るのが困難だとみなしています。
都市での大規模地震の場合は自助
大都市で大きな地震が起こった場合は被害が相当出ると見込まれるため自助(自分でなんとかする)ことが求められます。国や自治体は被害があった場所から救助に向かうために、帰宅困難者にまで手が回らないからです。
地震が起こって3日目までは救命救助活動や消火活動にあてられ4日目以降に帰宅困難者の支援にあたるとされています。
帰宅の抑制がされる場合がある
緊急車両や救助の邪魔になるため、むやみに一斉帰宅をしない呼びかけがある場合があります。会社や学校で被災した場合はその場で待機をさせられることが多く、安全を確認したうえでの帰宅開始となります。
帰宅困難者受け入れ施設は?
駅や空港など一定の収容ができる施設では、帰宅困難者を一時避難させる義務があります。原則として災害から3日間はその施設を開放しなければいけません。
その際、2人で約2畳弱のスペースやトイレなどの確保が必要となってきます。ただ、電車などの車内の場合は缶詰状態が長く続くこともあります。
一時滞在 | 災害ステーション | 避難所 | |
設置期間 | 発生から72時間 | 要請を受けたとき | 発生から2週間まで |
目的 | 帰宅困難者の受け入れ | 徒歩帰宅者の支援 | 地域の避難住民受け入れ |
支援内容 | 食料・水・トイレ・毛布・情報 | 水・トイレ・情報 | 食料・水・毛布・トイレ・情報 |
対象施設 | 集会場・学校・会社のエントランス・ホテルの宴会場等 | コンビニ・ファミレス・学校等 | 学校や公民館等の公共施設 |
※避難所の場合、災害の大きさや復興のめどによっては長引く場合もあります。
家族と安否確認をしよう
自分が安全な場所に避難したのはいいけれど心配なのは家族のこと。大規模地震になれば当然携帯がつながりにくくなったりして、混乱してしまいます。
そんな時に役立つのがNTTのサービス。
- 自分の名前
- 誰と一緒にいるか
- 今いる場所
- 次いつ連絡をいれるか
地震の程度にもよりますが、停電などで明かりや空調がとまってしまう場合があります。
冬になると学校の体育館や駅構内では冷えは足元からきます。ホッカイロは靴下や靴に貼るものが重宝します。夏は、最近では手持ちの扇風機を持っている人をよく見かけますが、暑い空間の中では熱風が来るだけなので水にぬらしたタオルやハンカチがあると涼しく感じることができます。