- 渋滞にあう
- 場所によっては放置
- 事故に合いやすい
運転中に地震がくると慌てて自宅に引き返そうという思いになりますが、どうするのが正しいのか。どうすれば助かるのかを状況別に考えていきましょう。
地震の揺れを感じたら、急ブレーキは踏まずゆっくり原則し左側に車を寄せます。その際、歩行者が建物からの落下を避けて道路側に出てくるかもしれないので、十分気を付けます。
大規模地震の場合は、サイドブレーキをかけて窓を閉めてから車を放置して徒歩で避難所に向かいます。その際、鍵はそのままにしておかなければなりません。緊急車両を最優先にするために、移動ができるようにするためです。
高齢者や赤ちゃんなど徒歩で移動するのが難しい場合は車で移動することになります。
もし出入口が近い場合はトンネルから出ることを優先し、中間地点にいるなら車を端によせて鍵はかけずにそのまま放置し徒歩で非常口から脱出しましょう。トンネルの出入口付近は震度によっては崩れやすくなっています。
2024年に起きた能登半島地震では大谷トンネルが崩れました。幸い死傷者はいなかったようです。
古い高速道路は崩落の危険があります。出口が近ければ高速道路から出ることを優先し、遠ければ端にとめて窓を閉めサイドブレーキをかけて鍵は閉めずにそのまま放置し徒歩で避難します。
もし川や海の近くを運転していたら、すぐに車を乗り捨てて高台に行きましょう。ですが万が一、津波に飲み込まれたり川に落ちたりしたら。車はすぐには沈みませんが水圧でドアが開きにくくなっています。力いっぱい足で蹴ってあけるか窓を打ち破って脱出しましょう。女性でも簡単に窓を打ち破れるアイテムは下記に添付してあります。
阪神淡路大震災の時に鍵をかけて放置された車のせいで、緊急車両やパトカーが通れないという事態になりました。そのため救助が遅れたりしたこともあり、避難するときは鍵をつけたままサイドブレーキをかけて邪魔にならない場所に止めておくことが原則となっています。
地震などの災害で車ごと川や海、湖などに落ちてしまったらどう対応すればいいのかを紹介します。まずはシートベルトを外し脱出の準備をします。
実は車の後輪が浮いた状態になるとドアを開けることは不可能だという結果になっています。
しかし4つのタイヤがすべて水没すると開けることができるようになっています。水深120㎝にもなると大人の胸あたりまで水に浸かっている状態になります。その時はすでにパニック状態にもなっているので完全に水没するまでは待っていられないんじゃないかと思います。
小さな子供やお年寄りを同乗させている場合はなおさら、窓を打ち破り少しでも早く脱出するほうをおすすめします。