- 火災に合いやすい
- 落下物が多い
- 身を守る場所を探しにくい
ショッピングモールやコンビニなど、人やモノが多い場所で地震が発生したら・・・。日本人は地震に慣れているせいか、少しの揺れくらいではパニックになったり大声をあげたりする人があまりいません。それでも周りのモノや看板やガラスなどが落ちてきたら、致命傷になります。
東日本大震災や能登半島地震などは自然が多い中での地震でしたが、今後心配される南海トラフは都市直下型と言われていて津波以外の不安要素がたくさんでてきます。
スーパーやショッピングモールで地震が起きたら、まずどこに向かえばいいのでしょうか?まずは商品がたくさん陳列されている場所からすぐに離れましょう。
棚やガラス窓の近くも要注意です。2006年以前に建てられた商業施設は耐震性が怪しいものがあり、古いと天井が落ちてきたりと心配になります。
ただ、地震が起きたからといってすぐに外にでたり駐車場に向かわないようにすることが大切。
商業施設が海の近くだと津波の心配があります。なので施設の人も高層階や屋上へと誘導するようになっています。また、大きな地震だと歩くことすらできないので頭を守りながらエレベーターホールや大きな柱の近くに行くのが安全です。
街を歩いていて地震がきたら注意するものは主に7つあります。
① 自動販売機が倒れてくる
大規模地震になると自動販売機でさえ倒れてくることがあります。自動販売機の重さは400~450kgもあります。もし、この重さの物が胸や腹を圧迫すると呼吸ができなくなり圧死する場合があります。
② 看板が落ちてくる
商店街だけでなくオフィス街や通りにはたくさんの看板があります。重いものが多いため頭を直撃すると即死する可能性があります。
③ ガラス窓が落ちてくる
地震によってひび割れたガラス窓が落ちてくることがあります。塊となっておちてくるのでとても危険です。また地震から数時間後に落ちてくる場合もあるので、建物のそばを歩くのはやめましょう。
④ 電柱が倒れてくる
電柱は震度6で倒れ、震度7以上になると完全に倒壊するといわれています。東日本大震災の時には2万8000本の電柱が倒れました。
⑤ 電線が切れてぶら下がっている
倒れてしまった電柱によって電線が切れ、ぶら下がってしまうことがあります。切れていても感電する恐れが十分にあります。
⑥ 交通事故に合いやすい
大きな揺れによってハンドル操作ができず交通事故を起こしてしまう車がいます。また建物から離れようと道路に急に飛び出すと事故に合いやすくなります。
⑦ 将棋倒しになるかもしれない
行列に並んでいるとき、映画館から外にでるときなど人が密集している場所では将棋倒しになる可能性があります。また小さな子供やペットとはぐれてしまうかもしれません。
⑧ 火災に合いやすい
ガス漏れや工場の倒壊、停電による火災が市街地になると多くなります。阪神淡路大震災でも3日間で41件の火災が発生しました。