65歳以上が約3割という今の日本ですが、その半分が夫婦のみで暮らしています。今の65歳はまだまだ若く動ける人が多いですが、70歳以上となると病気や体の不調で動けない人が急増します。
高齢者世帯だけの場合、地震や津波などから無事に逃げることが難しくなってくるので若い世代に比べて、防災の準備は入念にしておく必要があります。
高齢者世帯が地震にそなえてやるべきことを紹介します。もしあなたの親や祖父母が離れて暮らしている場合はぜひ、事前に対策をしておいてください。
① 転倒防止対策をする
すぐに逃げたりできないならば、家具の転倒で怪我をしないようにする対策をしておきます。突っ張り棒タイプや下に敷くマットタイプなどテレビやタンスなど用途によって使い分けができるアイテムがあります。
② 普段から近所に声かけをしておく
最近、隣近所との付き合いがめっきり少なくなりましたが万が一の時は助けてもらわなければならないので声かけは積極的にしておくことが大切です。
「ああ、あそこにおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいるんだな。」と認識してもらうことです。よくニュースにもなる高齢者の孤独死は存在に気付いてもらえなかった人達がほとんどです。
③ ホイッスルは常備しておく
もし地震によって家屋の下敷きになって動けなくなった時、大声で叫ぶよりもホイッスルの方が遠くまでよく聞こえます。余震がつづく場合は首からさげておくのもいいかもしれません。
④ 避難訓練に参加しておく
突然の地震や津波にもパニックにならないように、普段から避難訓練に参加しておくことをおすすめします。特に高齢者の場合は、避難ルートが通れるかなども知っておくといいでしょう。
足腰が弱い自分たちでもこの階段を登れるだろうか?
避難所にはどのくらいの荷物をもっていけそうか?
などシュミレーションをしておきます。なるべく他人には迷惑をかけたくないと、思う高齢者の方も多いですが自力でどこまでできるかを知っておきましょう。