ここが困る!
- 救助されにくい
- 逃げ場が少ない
- 土砂崩れが起きやすい
大きな木がたくさんある場所では上から枝が落ちてこないか気を付けましょう。斜面がある場所では転げ落ちないように、頑丈な木にしっかりつかまる。林や森でも落石がある場合がありますが、音が聞こえづらいので注意が必要です。
雪山でも落石のリスクがあります。ですが、雪のため音を立てずに落ちてくるので危険。また積雪時には雪崩も注意。雪に埋もれてしまうと救助が難航し天気や時間にも大きく左右されてしまいます。
浮き石(不安定な岩)には乗らず、急斜面な場所から離れる。落石が予想されたらザック(リュック)で頭と首を守る。低い姿勢を保ち、とにかく足を怪我しないように気を付ける。
山のすそ野や沢を歩いている場合は、谷筋に注意が必要です。過去に地滑りなどがあったという手がかりになります。地震が起きたら谷筋に対して直角に歩きましょう
地震の予兆はできる?
登山中の地震ほど怖いものはありません。上から数トン単位の岩が転げ落ちてくることや、足元がいきなり崩れ落ちることもあります。市街地とは違い、身を隠す場所もほとんどありません。
- 地鳴りや山鳴りがする
- 小石がパラパラと落ちてくる
- 崖や地面にひび割れが起こり水が湧き出てくる
- 川の水が急に濁ったり流木が流れてくる
キャンプや登山をする際はもともと食料や寝袋などの準備をしているかと思いますが、地震直後は荷物が多すぎると逃げ遅れてしまいます。
本当に必要なものだけをもってすぐに下山するか、安全が確認されるまでむやみに動き回らないかを見極めましょう。万が一のためにも登山報告書を出しておくと、救助要請がはやくなる場合もあります。
遭難したり怪我をして動けない場合の時に備えてグループに1つだけでも、のろしの代わりになるものを持っておくといいかもしれません。